10月は季節がいい
涼しくなってきて過ごしやすい
気持ちも落ち着きますね
この秋、長年やってきた仕事に区切りをつけた
ぷっつりと社会とのつながりが切れた気がした
ずっと働いてきたから
この感覚は初めて
何かしなきゃと焦る気持ちも起こる
毎朝面倒でも眠くても迷うことなく出向く先があったから
どこにも行かなくていいのは
どこからも必要とされていないようで
どこかに属さないとわたしはどこの誰なんだろう
誰にも気に掛けられていないようで
心配になる
わたしはわたしなのに
それがつまらない悩みということもわかる
社会なんて関係ないのに
何かに怯え何に取り憑かれているんだろう
幼い頃の記憶
父との思い出
世の中は丸裸の人間を信用しない
どこの誰かがわからないと相手にされない
自分を証明できないと手続きがスムーズにいかない
保証人制度はよくできた仕組みで
自分を証明してくれる、証明された人が必ず必要で
証明されていない親の子供は苦労する
生きてはいける
普通に暮らせる
けれど何かのアクションを起こそうとした時に必要になる
自分を信用してもらうためのアイテム
アイテムは自分で積み上げなければいけない
わたしの就職の際には身元保証人が必要でした
保証人って言葉ごと、わたしは嫌い
保証人欄に記入できる親戚のおじさんにお願いしたけれど
「当人に何かあった時には責任を取る」みたいな保証人
迷惑かけるつもりはないけど、申し訳なく感じる
おじさんにとってわたしは、そんなに近い関係ではないのに
身元保証人になってくれたことありがたかった
優しい気持ちを感じた
おじさんは、自分以外にいないこと、わかってらしたんだと思う
頼まれて断れなかったんだと思う
そんな重いものを背負ってくれた
ほんとうにありがたかった
わたしは改めて思った
わたしたち家族のこれから先
まわりにいつまで頼らなければいけないんだ?と
まわりにいつまで迷惑をかけるんだ?と
人に頼らず迷惑かけずに生きていけるようにしないと
おじさんに保証人になってもらって入った会社は業績もよく
勤めていればできることが多かった
車を買うこともカードを持つことも
結婚して家を買う時も
困ることはなかった
これがわたしの家族が持っていなかったもの
働くことで、長く勤めることでわたしのことを証明してもらえた
勤続年数のおかげ
信用をもらえた
それが今なくなった
手放したものは大きいと思う
何かあっても何の保証もない
わたしにお金を貸してくれる機関はもうない
けれどわたしは成長した
わたしはまだ動ける
まだまだやれるってこと
好きにやっていいってこと
1からのスタートだけど
ここから積み上げていけばいい
ふりだしに戻ったけれど
ここから好きな方に進めばいい
わたしは自由だ
