みなさんは年賀状の整理や管理、どうされていますか?
年賀状のやり取りに一区切りつけた。そんな方もいらっしゃるのでは。
年賀状も今までは嬉しいもので、いただく年賀状は1年に1度の楽しみでもありました。
時代も変わる、環境も変わる、自分も変わる。
年賀状に重きを置かない気持ちになりました。
わたしは、年賀状じまいを考えています。
いちばんの理由は、自分のこれからを考えて、終活を意識しているからです。
整理も管理もできそうにありませんし、それをしたところで・・・年賀状という紙は最後まで取っておきたいものの上位にはなりません。
積み重なり山と化した年賀状たち、見やすくきれいに収納したが開かれることのないハガキフォルダー、そんなハガキフォルダーで占領している棚・・・
いただいた年賀状を処分するのも決心がいりますから。これ以上、紙の年賀状を増やしたくないな。
年賀状のやり取りも見直したらいいんじゃないか。
悩まれている方も一緒に「年賀状じまい」、考えてみませんか。
わたしの話と合わせて、調べてわかったことなどもご紹介します。
年々増える、年賀状辞退
雑誌の見出しなど、「終活」「年賀状じまい」という文言をよく見ました。
そして今年は、その文面が付け加えられた年賀状が、多数届きました。
LINEで連絡くれた友達もいました。丁寧な文章でそう思った経緯と、申し訳なさそうに「やめます」と。
わたしも年賀状じまいには賛成派!いつ辞めようかとタイミングみてるところで、恐縮でした。
当初は、終活の一環で高齢の方始めているという認識でしたが、実はそういうわけではなく。高齢に限らず、40代〜50代の中年層にも広まっています。年賀状じまいを実行、あるいは考えている方が多いようです。
学生さんはケータイがある生活に慣れているので、そもそも年賀状を書くという習慣はないのかもしれませんね。
辞退の気持ちがあっても、1年は様子見
去年の年末、主人と話しました。年々減る年賀状。我が家はいつまでする?と。
結論は出せずに、2024年の年賀状は作成しました。様子見ですね。
正直、準備の取り掛かりが遅いので、じっくり考える余裕もなかったです!
様子見での年賀状作成・・・会社でのお付き合いで出していることが多く、今は顔を合わすことがない人も、退職された方も、昔のままやりとりを続けているなと改めて実感しました。
辞め時を見失ったままのやりとりがありますよね。
年が明けました。我が家に届いた年賀状を見てみると、「今年を最後に年賀状を辞退する」という文面がちらほら。
今年で最後と決断して、ちゃんと取り入れてるご家庭が多数。
ハガキにその1文を差し込むことで、今年の年末にはもう年賀状作成はしなくていいってことですよね!?
うちも早く決断すればよかったなぁ〜と、少し後悔しました。
一世風靡した?写真付き年賀状のよさ
こうして年賀状を辞退される方が増えて、思うことがありました。
「年賀状は、元気ですという1年に1度のご挨拶(安否確認)である。」なんて話がありました。確かにそうで、それで重宝されてきたのかもです。
そのやりとりがあるから、喪中ハガキが届いて知ることもありました。
あと、写真で送る年賀状。子供の写真が行き交う、そんな時代がありませんでした?同じ年代の友達や、前に一緒に働いた人たちなどなど。わたしも子供が誕生してから、長年子供の写真を使って作成しました。
もらっても嬉しい写真付き年賀状。(これには、賛否両論あります。必要ないという意見もあったそうです。なので、わたし個人の話として聞いて下さい。)子供さんの成長を見ることができて、届くのが楽しみでした。
かわいい我が子を撮ろうと?年賀状用の写真を用意するため、家族で旅行や、観光地に出かける人もいたとか、いないとか。
昔話ばかりですみませんが、昔は、写真ってすごく必要でしたよね。離れて暮らす友達に、行った場所、見た景色、「きれいだったんだよ」と説明したものを見せたくて。写真に現像して、手紙と共に封筒に入れて、郵便に出してました。すごい手間ですよね。でもこれしかなかったんです。封筒がパンパンになるほどの何枚もの写真を送りつけたりしていました!
だからこそ、写真付き年賀状で子供の成長が見せれるって、一石二鳥のような、便利なものだったと思います。
今は、作成にお金のかかる写真付き年賀状に頼らなくていいんです。簡単に、無料で、思った時すぐに!子供の成長を知らせる手段は他にあるのです。
写真付き年賀状が楽しいのは、成長が楽しい、小さい頃限定です。我が家でも、お互い写真付きを送り合っていた方たちも、数年すれば、文章とイラストの年賀状になっています。
楽しみは、半減(それ以上かな?)していました。イラストがかわいいものだとしても、それを食い入るように眺めることは、ないです。
多くは、印刷のみ。手書きでメッセージや近況など書いてくれるのは、友達だけです。
写真付きがよかったと思うのであれば。
本当に知っておきたい人の成長や笑顔は、きっとお互いの連絡先繋がっている人です。写真がすぐに送れます。
そういう人がいるのであれば。年賀状で1年に1度ではなく、もっと繋がっておくべきです。
喪中ハガキを挟むと、忘れられる関係性?それが年賀状を考えるきっかけ
年賀状だけのお付き合い。思いの外、多いです。
いつかは会いたいな、そう思うこともありますが。これから先、その人と会う機会は訪れるのか、そんなアクションを起こすのか。お互い、不明です。そんな関係でかれこれ20数年・・・けっこういます。
年賀状の辞め時が、わからないです。年賀状を辞めるということは、お付き合いを辞めるようにも感じられて。年賀状に縛られていました。
そんな中、喪中ハガキを作成する年がありました。
喪中ハガキを挟むと、乱れません?その次の年、うちは喪中ではないのに、あの方から来ないなぁ〜なんてこと、なかったですか?そこからやり取りがストップした。とゆう経験はないですか?
きっと単なる、勘違い。年初届いた年賀状を、年末の12月頃、ごそごそと取り出し、それを見ながら年賀状を作成する。喪中だった我が家は、その年賀状の中にはありません。単なるリスト漏れ。
ほんと、そうかもしれませんが、そこがわからないんですよね。もしかして意図的かも。もう辞めるつもりなのか?と、年賀状だけのお付き合いだからなおさら、疑惑に駆られます。
次の年はどうしよう、と考えるきっかけになってしまいます。
年賀状だけのお付き合いだから、相手の思っていることがわからないのです。
年賀状を整理・保管するのは手間・暇・お金もかかる
いただいた年賀状はどうしてますか?
わたしは保管するのがいいと信じていました。わたし自身が転校もしているので、たまに見返し懐かしい思いに浸ったり。友達を思い出したり。
年齢を重なると枚数が多くなり見返すことは無くなったんですが。見返して思い出に浸る自分の姿もプラスされて、捨てられないものになっていました。
全て取ってあったんです。
初めてもらったであろう、小学校低学年のものから。
その学年でのお付き合いしかなかった人でも、名前を見れば懐かしい思い出に浸れます。
結婚してからは夫婦合わせて年間100通ほどいただく年賀状。
デジタルの時代がくるなんて思いもしなかった。
年賀状を辞める時代がくるなんて考えなかった。
見返すために、見返しやすいように、ハガキフォルダに1枚1枚入れて保管・・・したかった(笑)
途中で投げ出してます!
●保管は疲れる
見た目もよく、しっかりしたケースはお値段もする
1枚1枚ファイリングするのは手間暇かかる
ハガキフォルダは場所も取る
気を抜くと何百枚と山積み
もう、嫌になって整理する気持ちは無くなっていました。
年賀状じまいの伝え方
「年賀状じまい」は、相手に失礼がないよう、マナーを守って伝えることが大切です。伝え方についてご紹介します。
●年賀状で伝える
最後の年賀状に、来年は年賀状を辞退する旨を書きます。やりとりしている全員に、確実に伝えることができる。
●寒中見舞いで伝える
ネガティブな「年賀状じまい」を年賀状で伝えることに抵抗があるなら寒中見舞いで。松の内が明けてから立春まで(一般的には1月8日〜2月3日ごろ)に送る挨拶状。喪中だった方や年賀状を送っていなかった方から年賀状が届いた場合も、寒中見舞いで辞退する旨を伝える。
●喪中ハガキで伝える
喪中ハガキで「年賀状じまい」をすることも、基本的には問題ありません。ただ、「年賀状じまい」がメインの文面にならないように気をつけましょう。
●メールやSNSで伝える
友人や気心の知れた相手であれば、「年賀状じまい」をメールやSNSで伝えても良い。その際、一斉送信などはせずに、一人ひとりに向けたメッセージを添えるなどの心のこもった対応をしましょう。
●メールやSNSで伝える
友人や気心の知れた相手であれば、「年賀状じまい」をメールやSNSで伝えても良い。その際、一斉送信などはせずに、一人ひとりに向けたメッセージを添えるなどの心のこもった対応をしましょう。
●直接会って伝える
顔を合わせる機会がある相手なら、直接伝えましょう。誤解を招いたり関係が悪化する心配がありません。お世話になった方やご年配の方など、敬意を示す相手には、直接会って年賀状の辞退を伝えることをおすすめします。
年賀状を辞めるメリット
ネガティブな印象がある「年賀状じまい」ですが、得られるメリットがこちらです。
●人間関係の見直し
年賀状をやりとりしている相手とは、どんな関係でしょうか?「年賀状じまい」は、なんとなく続いていた人間関係を見直すきっかけとなります。自分自身の人間関係を整理することで、本当に大切な人を再確認できます。
●時間・手間・費用の節約
年賀状作成には手間と時間がかかります。いただいた年賀状の整理、保管や管理。負担が軽減できることもメリットのひとつです。年賀状をやめることは、はがきや印刷にかかる費用の節約にもなります。
●終活になる
いただいた年賀状を取ってある場合、保管するスペースが大きくなっていませんか?終活とは、一般的には身の回りの品物や財産などの整理を行うことになりますが、近年は40代〜50代の中年層にも広まっています。年賀状の整理と、これ以上増やさないことは、年齢が上がると負担になる作業を減らすことにもなります。
年賀状を辞めるデメリット
デメリットがあることも忘れてはいけません。後悔しないためにも、どんなデメリットがあるかを把握しておきましょう。
●失礼と感じる方もいる
伝統的な年始の挨拶として、年賀状のやりとりを大切にしている方も多くいます。必ずしも相手が同じ気持ちとは限らないことを、念頭に置いておきましょう。年賀状をやめるだけにも関わらず、「絶縁」と捉えられる可能性もあります。伝え方を間違うと、今後の交友関係にヒビが入ってしまうリスクもあります。
●お正月が少し寂しい
年賀状は、お正月らしさを感じる風物詩のひとつです。翌年からはお正月に届く年賀状は減ります。
●年賀状を再開しにくい
年賀状を再開したくなった時、気まずく再開を言い出しづらいものです。よく考えた上で判断しましょう。とはいえ、年賀状を再開させることに問題はありません。
まとめ
「年賀状じまい」のメリット、デメリットもわかった上で、実際にどうするかを考えてみてはいかかでしょう。
わたしは、悩みながら数年続けてきたので、これを機に「年賀状じまい」することにします。
最後の年賀状には、相手を思いやる気持ちを忘れずに丁寧な文面で締めたいと思います。
・年賀状での挨拶は今年で最後にすること
・これからもお付き合いを願っていること
・電話やSNS等で使って連絡を取りたいこと
年賀状は縁を切るわけではありません。お付き合いの方法を見直して、よりよいお付き合いを続けるという解釈で進めればいいのではないでしょうか。
今年の年末には、作成する年賀状に1文、「年賀状じまい」の旨を付け加えたいと思います。
長年の年賀状ありがとうございましたという感謝の気持ちと、これからもよろしくお願いしますというお願いの気持ちも込めて。