心のこと

人は老いと共に弱くもなる。受け入れたら強くもなる

仕事がしんどい時がありました。そこに絡んでくる人との付き合いも。

しんどいしんどいしんどい・・・自分が情けなくなるほど、弱りきっていました。

歳をとると心身ともに弱くなる

周囲の人からの、何気ない言葉、たまに含まれる悪意のある発言。

今まで大丈夫だったのに、すごく傷つく自分がいた。

投げかけられた言葉、言ったきた相手のこと、自分の悪いところを探したりと・・・
なぜか深く深く考えてしまう自分がいた。

自分の中の、何かが、年齢と共に変わっていました。

受け取る自分が、変わっていた。

処理できなくなっていた。

処理できていれば、それまで通り、自分は強いと思えていたと思う。

誰が何を言ってきても、気にしないと思えば、大丈夫だったし。
言ってきた奴を心の中で、抹殺することも、楽々できてた。(心の中で、ですよ)

処理できずに、少しずつダメージをくらう自分。蓄積されるダメージ。

強いと思っていた自分が、そうではない、なんでこんなに弱いんだろうと、情けなくもなる。
そんな情けない気持ちと、得体の知れない緊張や不安。

そんな気持ちを抱えて数年・・・わたしはどんどん弱くなっていきました。

職場での弱さは顕著で、ある出来事をきっかけに、自分が壊れてしまう寸前であることを知りました。

とん

その内容は別の記事に書きます。ここでは、そこからの心のこと、お話しますね。

職場を、その空間を、こわいと感じました。
バクバクする心臓、逃げなきゃと心が叫んでいる実感・・・
初めて感じる自分の感情に、どうしていいかわからず、普通でいることなんて出来なくなりました。

この場から離れよう。とにかく出よう。そう思いました。

逃げ出しました。
何年も抱えていたので、少し冷静に、だけど全力で。
働き出して初めて、全てをどうでもいいと、自分の思うままに行動しました。
後先考えない。明日どうなるかなんてわからない。日程調整なんてしない。とにかくその場から離れる。

その場で泣き崩れたり、わめいたり、倒れたりせずに済みました。
それがせめてもの救い。
とにかく、一刻も早くその場から離れる。

でもこれは、その場から離れられただけ。その場を取り繕っただけ。

心臓が荒く打っていました。
震えていました。
頭の中、何を考えていたのかわかりません。
どんな気持ちで家まで帰り着いたのか・・・ただいつも通り。着替えてロッカーを閉めたことは覚えています。

もう嫌だな、明日嫌だな、そんなことを考えながらロッカーを閉めました。

何もかもが変わったあの日から

あの日閉めたロッカーは、あれ以来二度と開けていません。

制服も、靴も、あの日も、残されたままです。

わたしはそれからしばらく、外に出られない日々が続きました。

自分の心の中は暗闇で、自分の中の暗闇を彷徨っていました。

彷徨う範囲は小さくて。怖くて進めず、うずくまっていました。

自分自身も、わたしの世界も暗かった。
人の幸せは、ただただ眩しいだけで、直視できなかった。
目を背けました。

しばらくして、治療を始めました。
長い時間をかけて少しずつ、いろんなことを受け入れ、認めて。今があります。

あの日からわたしの日常は変わりました。

あんなに必死に通い、必死に働いたあの場所に行けなくなった。

あんなに笑っていた自分を、楽しかった毎日を、好きだったお出かけを、わたしは失いました。

わたしは仕事もなくしました。
定年まで働いて年金もらって・・・などという漠然とした人生設計も、白紙になりました。

何もかもが変わりました。

強くなれることもある

弱くなって、情けないわたし。

逃げたわたし。

わたしはただじっとして、自分を守ってあげることしかできなかった。
あの場所に戻ることも、思い出すことも嫌で、拒絶した。

考えたくなかった。

考えなければいけないのもわかっている。

動けない間も、時間は過ぎていく。

弱くて情けない自分で、一生懸命自分を守った。
弱くても情けない自分も嫌。
だけどそれでもいいと、自分を守った。

わたしは、自分の中の暗闇から出れるきっかけも与えられていました。

それは、人です。

手を差し伸べてくれる人がいました。

人に傷つけられましたが、人に助けられるんです。

わたしの状況が変わっても、変わらず接してくれる人がいました。ひとにぎり。

優しく、温かく、微笑んでくれて、応援してくれて、支えてくれて、認めてくれて、待っててくれて、本当にありがたかった。

その人の存在が、こんなにも自分にとって重要になってくるんだと知りました。

この状況にならなかったら、気づかずにいたかもしれない。
そのことに気づかない人生は、つまらなかっただろうな、とさえ思えます。

なんて素晴らしい人と出会っていたんだろう。

弱くて情けないけど、そんな自分も捨てたもんじゃない。
そう思わせてくれた。

落ち過ぎていた自己肯定感を上げていけるようになりました。
弱くて情けない自分を受け入れられるようになりました。

信じられる素敵な人が心の側にいてくれたから。

弱い自分も認めたわたしは、ここから強くなる。

強くなりたいと思った。

わたしも、大切な人を守りたいから。

今のわたしならできる。

弱さや挫折、負けを知って、人は強くなる。

この病気に苦しみ、受け入れることが、わたしの人生には必要だったんだと腹を括れました。

強くなるために、必要だった。

わたしにできることがある。
わたしにしかできないこともある。

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