わたしは、自分のことでも、よくわからないところがあります。
なんで!?と、驚きますよね。
自分のことでしょ!?言いたくなりますよね。
自分のことなので、ある程度はわかってるんですけど・・・
「自分はこういう人間です。」と、断言できないんです。いろんな場面のいろんな自分が思い出されて、ひとつに絞れないんです。
みなさんはどうですか?
自分の中に、いろんな自分がいませんか?簡単簡潔に言うのって、難しくないですか?
風見鶏のようにクルクルと・・・との表現もありますが、「それはどんな風に?」と問われると、具体的な説明が難しい!
そう、それも、わたし。
うまく説明することが苦手。それも原因!
自分というものを表現できる言葉の、代表選手が出てこない。
言葉の語彙力が足りていないのか、理解力が乏しいのか、伝えること自体が苦手なのか。

どれも当てはまるんじゃないかな?

ギクッ
きちんと説明ができる人もいるし、話が上手な人もいます。
そして、そういう人の中に、分析が好きな人っていませんか?
いろんなことを分析して、説明してくれる人。
いい分析ならいいんですけど、悪い方の分析専門。
みなさんの近くに潜んでいませんか?(笑)
人が言う、「わたし」は、ほんの一部分!そんな簡単にできていない
その人が、わざわざ教えてくれる「わたし」には2パターンあります。
1つ目の「あなたってこういう人ね」
このセリフに、なるほど!と思う時があります。
笑える冗談みたいな感じのやつです。
その人が教えてくれる自分に、自分を発見します。そうそう!あるある!と笑いさえ起こります。
2つ目の「あなたってこういう人ね」
このセリフが、刃物のような時があります。
なぜそんなこと言われるのかわからない感じのやつです。
たいてい、気づいた時には刺されていて痛い。心がチクチクする。あ、これ嫌味なんだ・・・とびっくりする。
そんな、後者の刺すように言われた「あなたってこういう人ね」
これは、悪意に満ちて放たれた呪文だと思うんです。
こんな呪文、聞かないでください。
この呪文は、一度体内に取り入れてしまうと、後々まで自分の中で作用し続ける。
「あなたってそういう人なんだよ」って繰り返さし唱えられ、メンタルをじわじわと痛めつけます。
絶対に、自分の中に取り込むのはやめてください。
聞きたくなくても相手が言ってくる。
勝手に耳から入ってくる。
それならば、信じなければいいです!
決して影響されない。
その人が言う「わたし」は、あるのかもしれない。だけど、それはわたしの一部。
たまたま、その人が感じて、勝手に分析した一部分。
誇らしげに語られる分析結果が、当たってようが違ってようが、どうでもいいんです。
ありがたい分析結果だろうが、その人の意見なんです。
相手の思いを知っただけ。
その人が思うようなわたしではないし、
他人に決めつけられた印象だけで自分は形成されていない。
それが全てじゃない。
みんな、そんなもの持っている。
いろんな面を持っている。
みんな、一通りじゃない。
他人が見た一部分だけが、自分の全てかのような、そんな気持ちに陥らないで。
わたしを全否定させるように放たれた、悪意ある呪文に負けないで。
説明下手な私は、目の前にいる人に対して思うことはあっても、分析まではしていません。
こういう人はこうだから、こういうところがあるから、こう!とかって必要ないじゃないですか?
いちいち決めつけなくてもいい。
分析して、決めつけて、人格否定してくるような人は、ある意味イジワルな人。
そして、そんな人はいずれはひとりぼっちになります。
だから、そんな人に大事なあなたの人生、預けないでください。
まぜわたしが強くそう思うのか
わたしの近くに、分析好きな人がいて、振り回されたからなんです。
その方は、職場の人たちを観察し、分析結果を話すのが好きなようでした。
話し上手なこともあり、おもしろおかしく話されて、みんなで笑うこともありました。
いろんな人がいる職場で、ある人に対しての批判が共感を呼び、共感する人たちの間で連帯感が生まれることがありますよね。
それが楽しかったんでしょう。
分析好きは、ますます話したくなるんです。
人を捕まえては、「あの人はこうだから・・・」「あれはこういう人がやりがちな・・・」とまぁ、会話が発表会になっていました。
年数が長くなると、話はどんどん複雑になり長い!

楽しい会話がしたいのに、できない。
そして気づきました。
この人の分析結果は、悪いことしか出てこない。
勝手な思い込みや、その人の好き嫌いが反映されている。
単なる悪口なんです。
気に入らないことを、整理整頓して話しているだけ。
その人の顔つきは、どんどん怖いものになりました。
誰かの行動をわざわざ目で追って、怪訝そうな表情を隠さない。
次第にみんな「怖い」と言い出し、その人と距離を置きだしました。
それを察して、離れていく人に対しての分析が始まり、言いたくてたまらない。
離れていった人の悪口が、言いたい。
でももう、まわりには聞いてくれる人はいなくなる。
最後の方は、鬼のような顔つきでした。
自分から離れた人に腹を立て、全てにイライラして、仕事の会話でも威圧感たっぷり。
人のアラを探すことに必死で、自分が見えていないようでした。
わたしも離れました。

老後の思い出を語りあえるはずの友が、ひとり減りました
元々は、友達だったんです。
でも、いつも分析されて、怖い顔されて・・・友達だとは思えなくなりました。
その人の分析結果、わたしはそういう態度で接するべきってことだったんでしょう。
そういう態度でも、その人にとってのわたしは、それでも友達だったのか・・・そこはわかりません。
わからないし、もうどうでもいいんです。わたしには関係ありません。
わたしは拒否しました。
あったはずの楽しい思い出を語り合うことはなくなり、批判やバカにするような話ばかり。
聞きたくない話ばかりで、その人と話すことが嫌になり、距離を置くようになりました。
友達とは思えない。
だけどいくら逃げても、一度耳から入ったわたしを否定するような言葉が、わたしをダメにするんです。
じかんをかけて、じわじわとダメにしたんです。
職場の遠くにいるその人の顔を見ただけで、体内に入った呪文を、わたし自身が思い出すんです。
思い出すってことは、唱えてしまっているんです。
呪文がわたしを弱らせる。
弱っているわたしは呪文に囚われる。
呪文に囚われてわたしはもっと弱くなる。
負のループで、自分はできない奴だとそれだけは強く強く、思うようになりました。
わたしの心はクタクタに疲れ果てました。
抜け出すには時間がかかるけど、きっと抜け出せます
今は、呪文から解放され、気にもしていません。
信じられる人からの励ましや、癒しの時間で、落ち着くことができました。
あと、その人から離れたのがよかったんです!
ほんとにいい判断をしました。
新しい呪文を取り入れなかったのがよかったんです。
一度取り込んだ呪文は、跳ね返せる自分がいれば、大丈夫です。
時間はかかったけど、抜け出せます。
その人のその後は、職場で厄介者扱いされて、配置換えで違うところに行きました。
本人に辞令の際「厄介だから」とは言われないから、一生気づかないのかもしれません。
ひとりぼっちです。
分析された結果が悪い内容ばかりだったら、考えてください
分析好きのその人に、こんな特徴があったら、離れることを考えてください。
悪いことしか言わない
普段の顔つきも怖い
人の悪いところばかりを探している
わたしの実体験から、こういう分析好きは、きっと、遠回しに悪口が言いたかっただけ。
気に入らないことをぶつけたかっただけ。
わたしの至らない点を叱りたかっただけ。
聞いてあげればいいんです。
ただ、それだけでいいんです。
何も傷つく必要はない!
言われた悪口で、自動的に傷つくように仕組まれた罠にかからないでくださいね。
あまりにもひどいこと言われて、どうしようもなくなったら・・・深い傷を負わされる前に、その人から、離れることをおすすめします。