口撃することを得意とし、その行為に快感を感じているような人がいます
誰かから、標的にされて追い込まれるような。そんな経験ありませんか？
執拗に口撃してくる、ネチネチネチネチしたやつ。
はたまた、存在を無視されたような扱い。そういうやり方の人もいますね。
働く場で、上下関係で、そういう人がいると、その場の雰囲気は悪くなります。
わたしは、どちらの経験もあります。
どっちもしんどいです。
つらいですね。
指導という立場で、話し好きな人だと、どうしても説教が多くなります。
説教だけならまだしも、質問形式で追い込んでくる人は厄介です。
こっちの答え方によって、そこからまた話が長くなるから。
時間をかければかけるほど、こちらを無能扱いできる。
無能なやつの指導をしてやってると、周りへのアピールもできる。
本当に厄介な一石二鳥説教です。
全ての生気を奪われ疲れ果て、情けなくて、怒りに震えて、泣けてくることだってあります。
泣きたくて泣いてるわけじゃない。
泣かされたのに。
なのに、「泣くのはずるい」って。
そもそも、ほんとにずるいですか？
「泣くのはずるい」声高らかに言う人がいます。
ほんとにずるいですか？
泣いていいことってありますか？
泣いていいことはひとつもない
生き生きと口撃しておいて、傷ついた相手に「泣くのはずるい」と言い放つことって、最後のトドメです。
最後の最後に取っておいた、最終兵器なんです。
その言葉を放つことも、予定通り。
けっこうなボリュームで言っているそいつは、虚栄心のかたまりです。
もちろん、泣かない人もいます。
説教された温度が違うのか、気持ちが強いのか、前後で何も変わらない人もいます。
そんな人もいるもんだから、泣いた人に対しての周りの反応が、時に二次攻撃となり、それにも傷付きます。
うわさ話による二次攻撃
泣いたことを、ヒソヒソと噂話のネタにされることも。
聞こえるように「泣くのはずるい」と言う人までいます。
泣きやすい人、瞳が潤んでいる人、涙が出ない人、泣けない人、いろいろいます。
わたしは、すぐ涙がでる方です。
ある人から「わたしは泣きたくないから、泣かないの」と言われたことがあります。
わかるぅ〜！あたしもいっしょです。
わたしだって泣きたくない！泣きたくないのは同じ！泣きたくないに決まってる。
だって、泣いていいことなんてひとつもないから。
人前で泣いて、いい思いしたことなんてありません。
なにがずるいんでしょう。
顔はぐちゃぐちゃ、言いたいことも言えなくなるし、その場のなんともいえない雰囲気が重く、重くのし掛かります。
その場に立っていられないほどの、重さです。
その重さは厄介なことに、語り継がれるネタとなり未来永劫、錘（おもり）となってわたしの足取りを重くします。
そんなことがわかってて、泣きたいわけない。そんなわけないやろう。
それでもわたしの体は、涙という液体を、瞳いっぱいに追い出してくるんです。
敵は周りそこら中にいる状態に、目が回りそうです。
泣きたくないから、泣いたことを認めたくない
涙は、体の勝手な反応です。勝手に出ただけ。
止められるものなら止めていたい。
いろんな感情の波が、目の奥の方から押し寄せてくるのを、流れないようになんとかこらえています。
目は真っ赤です。
言い訳しても、その時点で、それは泣いてるってことですよ。
でもわたしは認めたくない。泣いていない。泣きたくない。
でも、自分が弱ってる時には、目の裏側に涙がスタンバイしています。
いつでも涙が出そうな状態です。
これはもう、心が弱っている証拠ですね。
止めることは、もはや不可能に近い。
すぐにダム決壊します。
涙が出やすい人と、出にくい人、どっちが得か
涙が出ない人は、相手の目ん玉から出ている水を「女の武器」なんてうまいこと言って、嫌な顔をする人もいます。
まるで、泣いた方が得、みたいな感じで、言います。
待てよ、待てよ、その追い込みが、さらに相手を傷つけてるよ。わからへんのかい？
いや、わかってますよね？
顔ぐちゃぐちゃで、何の得もない。武器にはならないことわかっていて、そんなこと言うんです。
泣いた方は、戦闘能力ゼロ。
何度も言いますが、泣いていいことなんて、ないんですから。
泣かない方が得ですよ。
わたしからの言い分
涙、出るもんしゃ〜ないやん。
なんでかわからへんけど、目の奥からじわぁ〜っと出てくるんですよね。
泣かせたかったんやろ〜？
言いたいこと全部言う前にわたしが涙出すから、調子狂うかもしれへんけど、変わらず説教してたらいいよ。
ずるいって別の説教加えなくていいやん。
泣かせようとしてたやん。作戦成功やん、それでいいやん。おめでとう。
わざわざ涙出してる人に向かって「泣くのはずるい」って言わんでええやん。
