2025年4月16日
大阪・関西万博では、全体の4割のトイレで、性別問わず誰でも使えるトイレを併設しているという新聞記事を読みました。
性別問わず誰でも使えるトイレ。こういうトイレのことを「オールジェンダートイレ」と言います。
このオールジェンダートイレは108基あり、会場内46か所あるトイレのうち18か所のトイレで設置されているそうです。
入り口には男性と女性両方のピクトグラム(絵記号)が掲げられている。
万博は、ジェンダー平等などのSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指す場でもあることから、
オールジェンダートイレの導入を決めたそうです。
性的少数者(LGBTQ)に配慮した取り組みです。
オールジェンダートイレは、2021年の東京五輪を機に国内でも普及し始め、
五輪会場となった国立競技場や、成田空港などにも設置されているそうです。
記事には、利用者の反応についても書かれていました。
「並ばないなら使ってみたい」
「入りづらい」
など様々なようです。

わたしは正直、戸惑います。
実際の反応、みなさんの声はどうなのだろう。
ネットニュースを見てみました。
女性や子供が安心して使えないという理由から、批判的な意見が多数あるようです。
実際、2年前にはオールジェンダートイレを設置されたものの、批判を受けて後に廃止したという複合施設があるそうです。
そんな失敗例をわかっているはずなのに、今回万博が設置に踏み切ったのは、万博の意義を意識したものなのかもしれません。
LGBTQの方にも使いやすく。そこの配慮は必要だと思います。
その配慮と、みんなの安全性を両立していただかないと、使うのは怖いです。
個室にカメラを仕掛けられるリスクもあります。
個室に連れ込まれるリスクもあります。
子供だって使うのです。
自分が1人で入った時に、成人男性の複数人のかたまりがいたら・・・その人たちがどんな人なのかわかりません。
あの時トイレに入らなければよかったと、後悔するような事態が起こってからでは、遅いんです。
成人じゃなくても、怖いと感じることもあると思います。
衛生面でも気になります。性別関係ないとなっても、トイレの使い方が違うので、困ります。
女性がきれいに使うわけでも
男性の使い方が悪いわけでもありませんが。
トイレはプライベートな空間。
誰でも使える、きれいで、安心なトイレを望むのは、ただ設置するだけでは実現しません。絶対に。
閉鎖的だと、犯罪に巻き込まれる可能性が高まり、安心して使えません。
犯罪を起こす気にならない(起こせない)対策が必要です。
きれいに使おうという意識を持たせる空間作りが必要です。
「割れ窓理論」です。
新聞記事には、性的少数者を支援するNPO法人の方が、
オールジェンダートイレの設置は、誰もが安心して暮らせる社会を目指すという点で素晴らしいと仰っています。
確かに。
オールジェンダートイレが普及している将来は、安心して暮らせているということなのでしょう。
そうであって欲しいし、安心なら使います。
普及するのかどうか注目されます。
でもわたしは、選べるのなら、まだ女性用トイレを使います。ごめんなさい。