2025年4月22日
21日に死去されたローマ教皇フランシスコについての、新聞記事を読みました。
世界のカトリック信徒約14億人を束ねるカトリック教会の最高指導者。
第266代教皇だそうです。

すごい歴史ですね
フランシスコ教皇が死去されたので、新しい教皇を選挙で選びます。
この選挙をコンクラーベと言います。
コンクラーベは、原則として教皇の死後(辞任後)15〜20日の間に、システィナ礼拝堂の密室で行われる。
選挙権があるのは、80歳未満の枢機卿。定員は120名。
枢機卿 (すうききょう):ローマカトリック教で、教皇(=法王)の選挙・補佐に任ずる聖職位。教皇の最高顧問。
選挙は、無記名の秘密投票で、出席者の3分の2の票を得る者が出るまで繰り返される。
投開票の結果は、礼拝堂の煙突から上がる煙が白なら「教皇は決定」、黒なら「未決定」という形で発表される。

誰が誰に投票したか明かさない、秘密投票なんですね
コンクラーベということばも初めて聞きましたが、選挙の結果を煙突の煙で知らせるなんて。
びっくりしました。
フランシスコ教皇の人柄についても話しておきますね。
教皇就任時、カトリックの総本山バチカンは危機のさなかにありました。
相次ぐ不祥事に、権威は失墜し、カトリック離れが危ぶまれていた。
教会の信頼回復に向け、内部改革を進めたフランシスコ教皇。
聖職者に「教会は、傷ついた人々にとっての野戦病院であるべきだ」と意識改革を促し、信者の痛みに寄り添う教会像を掲げた。
きらびやかな法服を控えるなど質素を好み、装飾による権威の誇示を拒んだ。
世界の紛争や難民問題に心をくだき、人々が自分のことばかりを考え、他者の苦しみに鈍感になっていると訴えた。
教皇が2019年11月24日、長崎と広島を訪問された時の映像も見ました。
核兵器を含めあらゆる武器、そして戦争があってはいけないという姿勢をずっと貫いていらしたそうです。
新しい教皇に選ばれる方にも、世界の平和を願ってほしいです。