好きなこと

夫婦って金継ぎ作業で強く愛おしくなる

いろいろとケンカもしたけれど、

分かり合えなくてイライラもしたけれど、

だんだんだんだんお互い認め合って

助け合って生きてきた。

そこに絆が生まれるわけで

わたしたちはよくよく笑い合うふたりになりました。

正確には、なれた。

結婚はある意味、博打のようなものだと誰かが言ったとか言わないとか。

わたしもそう思っています。

本当の相性なんてわからないし

本当にむっかついて離婚という言葉も浮かんだこと

1回なんてもんではございません。

好きでは越えられないものがあって

好きだったこと消え失せてしまう時がくる・・・場合もある。

消え失せるだけならまだ幸せで

憎しみや嫌悪感にとって変わる・・・場合もある。

あんなに好きあっていたふたりなのに、生活していくって大変なんですね。

わたしたちの関係は、ひび割れても、欠けても、その度に修復してきました。

それは、金継ぎ作業のよう。

壊れやすい陶器のようなふたりの関係

ひびが入ったり、欠けたり

乱暴に合わせようとしても合いやしない

合ったかと思えば簡単にずれる

何度もやり直し

丁寧に合わせることを学ぶ

お互いを知る

直し方もうまくなるふたり

扱い方も心得るふたり

ふたりで直してきた金色の継ぎ目が

新しい景色を見せてくれる

ふたりの新しい景色

なんともいい眺めで

その傷あとも愛おしかったり

傷があった方がいいじゃないかと強がってみたり

労わりながら想いながら

継ぎ目の優しさはふたりの優しさ

不思議なご縁で

気づけばいつも隣にいてくれた

ふたりで直しながら繋いできた

あなたでよかった

いつか死が訪れても

なんの悔いもない

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