「母と暮らしてわかったこと」
想像力が足りない。

もう少し、考えたらいいのに・・・
そう思うことが、たくさんあります。
想像してごらん。相手のこと、世界のこと、自分のこと。
母は、危険察知能力が低い!幸せの認知度も低い!
想像しないからです。
母を見て、わたしは想像することの大切さを知りました。
想像すると、いろんなことが、少しいい方向に動くんです。
相手のことを思いやるのも、相手の気持ちを想像してみてわかること。
無くなった後のことが想像できれば、今の幸せはさらに深いものになる。
想像して、いやだと思うことは、避けてだって通れる。
想像することは、自分を守るためにも必要。
暗い道も、先を想像しながら、歩いている。
人生も、同じなんです。
うまく生きる人は、全くの手探りで動いているのではなく、想像しながら生きているんです。
母は、想像して何かを得ることより、想像せずに楽な方を選んで生きている。
甘えること。
寄生すること。
そんな母の、想像力が足りていない行動をひとつ。
自分の欲求を通したがる
早くお風呂に入りたがる母。
時間別で電気代が違うので「5時(夕方)からにして」と言ってあります。
言ってなければ、5時前には湯はりを始めて、入っていると思います。
阻止するために、そこはきちんと言いました。
みんなの行動は違うし(子供が早く帰ってきて、汗かいたから先に入りたい〜など)
お風呂の順番は変わっていいと思うんです。
なんなら、家にいるだけの母は、もう少し後でもいいはず。
早く帰ってきた人に合わせて、臨機応変に対応するのが望ましい。
が、しかーし
5時2分には「入ろうか?」と言ってくる。
誰かが入ると言わないうちに、我こそが!と必死。
5時が近くなると準備し始めます。ソワソワしてます。
はいはい、どうぞどうぞ、入ってください。もういいですよ・・・
冬は「寒い寒い」と文句を言う。
なら、二番手で入ってもいいでしょう。お風呂場が温もってから入ればいいじゃない。
早く入って、あとは何もしない〜っていう状態にしたいみたい。
なんで???
いちばん暇なくせに。
この問題で、想像できることたくさんありますよね?
- 誰かを先に入らせてあげる優しさは?
- 1人だけ早い時間に入ると、追い焚きが必要で光熱費がかかるのでは?
- その時間にやることは?ご飯の準備が手伝える時間のはず
- 家族から嫌われるのでは?
全ての想像を放棄して、ただ早くお風呂を済ませたいだけ。
わたしは、こんな母が嫌いです。
歳をとるからこそ、想像力は大事なんです。
想像して、優しい方を選んで、行動してください。
この発言でどんな風に思われるか、みんなの行動がどうなるのか、考えたらいい。
みんなから愛されて、大事にされる、かわいいお年寄りでいるために。