とんなうなう

わたしは、何者でもない

つらくなる時がある

自分が存在していないような気がして

生きている意味があるのか

自分に価値があるのか

何もないような気がして

怖くなる

生きるも死ぬも

その時だけの苦しみで

終わってしまえば何も残らない

一瞬のこと

全て儚い幻のよう

ただ生きるのは一瞬とは言い難い

人類から見れば存在したか定かではない一瞬の命でも

当人には誕生から尽きるまでは宇宙サイズの出来事で

一種懸命で

長過ぎて

つらいことがあると出口がないのかと嘆くこともある

生きることの煩わしさに潰されそうになる

なんてちっぽけだ

わたしがここにいること

誰が知ってくれているんだろう

わたしは今日も何者でもなく生きている

この一瞬に全力で

-とんなうなう
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