好き楽しみ癒し

子供がなんでも話せる母でいたい しゃべれない大人になってほしくないから

長女で生まれたせいか、
少し問題を抱えていた家庭のせいか、
わたしは、小さい頃から、我慢することに慣れていました。

無理に我慢しているという感覚はなくて。

ただ、言えない。

記憶の中でのわたしは、ずっと父にも母にも兄弟にも気を遣っていました。

自分の思いや願いは、迷惑をかけてしまうのではないか。

だから、言わない。

家族間でさえ、言いたいことも言えないまま過ごしていたから、自分の思いや意志を、上手に伝える経験が少なくなりました。

どう伝えていいのかわからない。

言おうとすると緊張してしまう。

人前で話すのはうまく話せない。

いつしか、しゃべらないは、しゃべれないに変わっていました。

人前で話すというスキル。そのスキルを磨く機会を無くしていたんだろうな。

小学校でも嫌だったこと、たくさんありました。

本当は、小学生だからこそ楽しんでできるはずなんですけど、苦手が多かったです。

授業中に手を上げて発表
みんなの前で1人ずつ歌う
リコーダーを吹く
描いた絵の解説を言う
体育の授業で実技の披露
国語の授業では枕草子の暗記したやつの発表
作文読ませる
黒板に書きに行かせる

学校は人前に出ることを多いですよね。
避けて通れない行事が、たくさんありました。

中学生にもなると、発表の時に降り注がれる同級生の視線が、痛くて痛くて・・・苦手意識はさらに強くなりました。
嫌だ、緊張する、声が震える、怖いながらもなんとかやってきました。

高校は、発言や発表を求められることが少なくなって、よかったです。

学校は卒業できましたが、苦手は苦手のまま。

騙し騙しその場をなんとか乗り切ってきただけ。

イヤイヤやってきただけで、何も克服できていないんです。
発表が好きになったわけでもなく、上手にもなっていません。

なんか、意味あったのかな・・・と、今になって思います。

とん

学校教育を変えていただきたい!なんてね

イヤイヤやってただけ
その場が過ぎればよかっただけ
できることが普通で、普通でいるためだけにやらされていた
終われば安堵するだけで、達成感や喜びは感じられない

文句を言えばキリがない!(愚痴みたいですみません)

我慢せずに自分の思いを口にした方が絶対にいい。
自分を語るのは自分の口しかないから。

言いたいことも言えない世の中でも、
家族には言ってほしいじゃないですか。

緊張やできないという劣等感を持ってほしくない。

いつでもどこでも自信を持って生きていけるように。

わたしが、子供の話を全部聞きます。聞きたいです。

子供がなんでも話したくなる、そんな母でいたいと思っています。

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