仕事中、耳障りの悪い声が聞こえてくる
それは、明るいの声に乗せた悪意の塊
どんどん発生し部屋を埋め尽くす塊
塊は醜い化け物
人を叩く化け物
誰かを叩く悪口は、賞賛をもらうための道具なのか
良い行いをしているかのような
満足気な得意気な正義満々の顔で語る
大衆も楽しげで
呼吸を合わせ
笑う面々
賞賛すらする面々
あたしも笑った
何が楽しいんだろう
どこが笑えるんだろう
そこに居るためだけに笑う
笑うだけ
賞賛なんてしない
同調もしない
でも笑ってる
情けなく
自分に後ろめたい
何も正しくない
幸せがない
だけどもしかして
異物はあたし?
自分が正しいと思うことは、他者への思いやりを持ち合わせなければ、凶器
あたしは刺された
息ができない宇宙でもがく
それでも増えるゴミ
汚れていく部屋
悪意はあたしにも当てはまる
逃げられないし逃げる気力もない
反論もない
あたしが悪い
混ざれない
ただ涙が出る
涙があふれる
内面から壊された
あたしがなくなった
あふれる涙を止めることしかできない
泣きたくなるけど
こぼれないで