母と暮らしてわかったこと

母のムカデ競争!ズボンを下ろしたままトイレから出てくる競技ですが、やめてもらいたい

先日、こんなことがありました。
たまにあるんですけどね。

私が階段を降りていると、1階のトイレから誰かが出てくる音がしました。

母です。
ズボンを上げてない母です!!!!

その姿を見せられるこっちは、ほんとにガッカリします。
嫌です。
母のパンツ姿なんて見たくない。

慌てて出てくるから、なんならパンツの状態もよくわからない!

パンツを引き上げながら立ち上がったんでしょう。
パンツは、微妙な位置でかろうじて大事なところを隠すという役目は果たしている。

ズボンは足首の位置。足さばきは悪いし、転倒したら大惨事。

こんな歳になった娘に、あんな歳になった自分のそういう姿、見せるものなんですかね?

母は、私に聞いてほしいことがあったようで。
必死に語りかけてくるんですが

話が入ってこない

顔つきが、必死になればなるほど、滑稽です。
だって、手はパンツをまだ保持してるんですもの。
緩めのパンツが好きなので、ずれ落ちないように支えてるんでしょうね。

そして、小股歩き!

運動会のムカデ競争みたいな状態ですもん。

めっちゃ小股歩きですよ。
それで近づいてくる。
ウケ狙いとしか言いようがない

見たくないのと
気になるのと
きっと、私は怪訝な顔つきだったんだと思います。

母のトーンは落ちました。

「やばい!」母が拗ねたりしないか、一瞬ビビりましたが、大丈夫でした。ホッ。

そこで、よく顔を見ると。
少し涙ぐんでるようでした。

「ズボンを履いて」とは言えず
「落ち着いて」と言いました。
ほんの少〜しだけ、パンツの位置を上げて、その場で母は話し出しました。

お友達が入院したそうで、もしかしたら数日の間に・・・という話でした。

母は、驚きと悲しさがあったんでしょう。
この話を聞いて欲しかったんでしょう。
トイレに入っていたタイミングで足音が聞こえてきたから、慌てたんでしょう。

だからって・・・パンツはしっかり上げて!
ズボンもちゃんと履こう!

そしたら、ちゃんと話聞けるからね。

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